1枚でコーディネートが決まるワンピースも、寒さが気になる季節は羽織りなどのアイテムが必要になりますよね。でも「いつも無難でワンパターン」「もっとトレンドライクに着まわしたい!」とお悩みの方も多いようです。
そこで、2022年~2023年の秋冬のトレンドを押さえた「ワンピースの着まわし方」を7パターン16スタイルご紹介します。
方法は、ワンピースに1つのアイテムを加えるだけ。カラーコーデやスタイルアップのコツもマスターできますよ♪
目次
【ワンピース+タートルインナー】
暖かいインナーをプラスするのは、防寒の基本ですよね。但し、トレンドの着こなしでは、インナーは見せるのが正解!タートルネックやハイネックを首元から魅せてレイヤードを楽しみます。
同時に、袖口からもインナーを見せるのがおすすめ。ワンピースの袖を少し手繰り上げ、トレンドのアームウォーマー感覚でインナーを見せましょう。
ワンピースの差し色は気分でチェンジ
Hymn LIPA|ストレッチジップドロストワンピ hagumu|モックネックテレコインナー
フロントジッパーのワンピースは、クールで大人っぽい雰囲気。デザインはカジュアルですが、オフィスでも通用しそうな上品さがあります。
レイヤードするインナーは、ホワイトだと柔らかなニュアンスになり、オレンジならトレンドのカラーコーデに。ワンピースのカーキとオレンジは相性がいいので、袖口からもしっかりと色を見せましょう。他にもブルーやイエローなど、気分できれいな差し色を選んでみてください。
着こなしのコツは、ジッパーを下げ過ぎないこと。首元はインナーのネック部分だけ覗かせるのが旬の着こなしです。全体のカラーバランスに注意してくださいね!
インナーレイヤードは柄や素材も取り入れる
OMEKASI|ダブルガーゼピンタックシャツワンピース OMEKASI|タートルテレコインナー
秋に合うダークカラーにピンタックがさり気なくおしゃれなワンピース。これまでならインナーレイヤードはブラックを選びたくなる色味ですが、今年はボーダー柄やシアー素材で表情豊かに着こなすのが◎コーデのアクセントになる柄や素材を取り入れましょう。
ピッチの細いボーダーは、ホワイトベースで顔回りを明るく見せるメリットも…♪抜け感のあるカラーも着こなしを洗練したものにしてくれます。
インナーの袖口を見せる時は、袖長めのアイテムを選ぶのもポイント。腕を伸ばした際に手の甲まで覆う長さが理想的です。短くなってしまう場合は、最初から袖をロールアップしておいたり、アームウォーマーを活用したりして調整してくださいね。
【ワンピース+ニットベスト】
レイヤードといえば、ニットベストもワンピースとコーデしたいですよね。秋冬のワンピースは、生地に厚みがあってレイヤードに向かないケースも出てきます。他にもフロントのデザインが邪魔になることもあるので、サイズ感やデザインの相性はよく確認しましょう。
おすすめは、深いVネックやサイドリボンのタイプ。ワンピースのデザインを生かしやすく、サイズ感も融通が利いて便利です。
万能のオフホワイトワンピースにはカラーをオン!
siro|ハイネックベスト Gives a sense of fullment|ミリタリーOP
秋になってぐっと着やすくなるのがホワイトカラーのワンピース。生地に厚みが出て透けにくくなります。中でもオフホワイトは白系カラーでも暖かみのある秋冬向きの色で、「プラス1」の着こなしもさまざまな方法で楽しめておすすめです。
今回選んだのは、ニットベストとの合わせ。ハイネックに上品なグリーンがワンピースのイメージを一新し、鮮度の高い着まわしコーデが完成します。
ナチュラルな風合いのワンピースと洗練したベストでは、質感がミスマッチ。サイドのリボンをルーズに留めるなど、ラフに合わせると雰囲気のあるコーデができます。
白のニットベストは「暖かみ」で選ぶ
Hymn LIPA|裏毛×ニット異素材ベスト MICALLE MICALLE|シャツワンピース
こちらのコーディネートでも、白に注目してみました。ポイントは、季節に合うホワイトの取り入れ方。厚みのあるニット素材と季節を演出するケーブル編みが、ホワイトカラーでも温もりを感じるアイテムにしています。
程よい濃さのカラーワンピースと白ベストは、互いの色が引き立つ関係。深いVネックも着こなしをすっきり見せます。
ベストは丈が長めですが、ゆったりシルエットがワンピースのギャザーを生かしている点も注目。全体の印象はすっきりしながらも、女性らしさが滲むスタイリングです。
【ワンピース+ビッグニット】
同じニットアイテムでも、ベストとプルオーバーではガラッと印象が変わります。
ワンピースのレイヤードでは、オーバーサイズのビッグニットでゆるっと重ね着。ワンピースのシルエットが影響しないように、サイズ感に注意します。
ニットは、ワンピースの首元デザインとの相性も要チェック。ただ重ね着するのではなく、トレンドライクにレイヤードを見せるのを忘れないようにしましょう!
デニムワンピースに映えるトレンドカラー
Johnbull|ビックワッフルニットクルー OMEKASI|デニムバックギャザーワンピース
ワンピース×ニットコーデでは、ニットのほうが目を引きやすくなるもの。ならば、トレンドカラーで旬のカラーコーデに仕上げましょう。
ロングシーズン使えるデニムワンピースは、フロントがすっきりしたデザインでレイヤードにぴったり。リラクシーなニットから、ギャザーでたっぷりとったスカートシルエットが広がります。ブルーとイエローが織りなすポップなカラーと、ゆるくかわいいカジュアルな合わせ…。秋冬でもヘルシーで魅力的なコーデですよね♪
ニットが立体感のあるワッフル編みになっているのもポイントで、さらっとしたワンピースに季節にマッチする温もりを演出します。
「ロゴ×カラーワンピース」はブラックで引き締める
MICALLE MICALLE|バックロゴニット OMEKASI|スタンドカラー比翼リネンシャツワンピース
ワンピースにカラーを取り入れたスタイルでは、ニットの色選びが重要です。
トレンドカラー・レッドのワンピースは、ニットの襟や袖口から覗かせる部分も強く印象に残る華やかな色合い。一方で「スタンドカラー×Aライン」のスタイリッシュなシルエットも魅力的なので、これに合うブラックニットで辛口に仕上げます。
「ワンピース×ビッグニット」コーデは、前からは襟や袖口のレイヤードが目を引きますが、後ろ姿が物足りなく感じることも…。トレンドのロゴをバックにあしらったニットならば、後ろ姿も様になりますよね。
注意したいのは、トレンドカラー、ロゴ、レイヤードなどのファッション要素を多く盛り込み過ぎないこと。雑多な印象になります。また、ワンピースがトレンドカラーの場合は、ニットのカラーは引き立てる色に。今回のように濃く鮮やかなカラーでは、ブラックがベストパートナーになり、おすすめです。
【ワンピース+カーディガン】
ワンピースの秋冬コーデで活躍するのは、やっぱりカーディガン!羽織るだけあのでスタイリングは一瞬で決まるし、寒暖差のある場所でも脱ぎ着が簡単と、とても重宝します。
カーディガンは編み方やカラー、素材の質感、柄などアイテムが豊富ですが、ワンピースが映えるのはシンプルな無地のタイプ。それでも、着丈や編み方、素材の風合いでさまざまに表情が変わります。ワンピースとの相性を見ながら “なりたい雰囲気”を実現しましょう。
ざっくりオーバーサイズでかわいく
RNA|ワッフルニットVカーディガン No18|バンドカラーシャツワンピース
カーディガンも、オーバーサイズのリラクシーな着こなしはかわいいですよね。リラクシーなシルエットやたっぷりフレアなワンピースにも合わせやすくおすすめです。
Vネックのニットカーディガンは、ボタンを留めても前をオープンにする着方でも、ワンピースのデザインやカラーを生かせるのがうれしいポイント。ワンピースでも人気のバンドカラーを生かして、顔回りをすっきりと着こなせます。
ベージュとピンク、それぞれが肌馴染みのいいきれいな色のワンピースは、コーデの主役にしたいところ。無彩色でも優しい色合いのカーディガンなら、ワンピースのよさを損なわずにメリハリのあるカラーコーデができます。
総柄ワンピースはロングカーデが大人の正解
No18|花柄コーデュロイ前開きワンピース hagumu|ロングガウンカーデ
秋のワンピースは、素材の暖かさも大事なポイント。コーデュロイは綿素材の中でも厚みがあって暖かく、独特の風合いも魅力的です。
コーデュロイの総柄ワンピースは、はっきりした色合いでも優しい印象に、淡いトーンならより柔らかな雰囲気に仕上がり、ママ世代や年齢を重ねた女性にもマッチ。ただ、カジュアルな素材のため、ショート~ミディアム丈のカーディガンを合わせると子どもっぽいコーデになりがちです。シックなカラーのロングカーディガンで、大人っぽくスタイリングしましょう。
こちらのカーディガンはウール混で防寒性が高くガウン仕立てのため、秋アウターとして着用可能。幅はゆったりでもシルエットがすっきりしているため、冬のロングアウターを重ねてもきれいに着こなせます。
なお、こちらのワンピースにタートルネックをレイヤードするスタイリングでは、インナーカラーは黒、ベージュ、ブラウンのシックなカラーを選ぶのが◎記事の質感と色柄を引き立てるカラーコーデで品よくまとまります。
「トレンド」&「きちんと感」が便利なツイード
Hymn LIPA|ツイード風ニットVネックカーデ Wrapin nine 9|バックギャザーナローキャミOP
ワンピースに羽織るカーディガンは無地がおすすめと紹介しましたが、例外として是非取り入れて欲しいのがツイードアイテム。ジャケットで人気の生地ですが、カーディガンならデイリーにコーディネートしやすくなります。
ツイードの魅力は、なんといっても「きちんと感」。クリーンな印象で、しかも今シーズンはトレンド入りしています。オン・オフ使えるメリットもあり、ワンピースコーデにもおすすめです。
合わせるワンピースは、ジャケットが合いそうなきれいめデザインやジャンパースカートがおすすめ。カーディガンの印象のほうが強くなりますが、ワンピースのシルエットや生地の質感でさまざまに雰囲気を変えられます。カラーはツイードの色味の中から選び、シンプルにまとめてくださいね!
【ワンピース+アウターベスト】
ワンピースに羽織るアイテムで旬を迎えているのがアウターベスト。「ワンピース+ベスト」で簡単にコーデが決まり、トレンドスタイルも叶います。
旬のアウターベストは、素材とテイストで選ぶのがポイント。トレンドのファーやミリタリーテイストは是非とも押さえておきましょう。
新旧の魅力にハマる「クラシカル×ファーベスト」
Wrapin nine9|サイド切替ファーベスト No18|2WAYフリルワンピース
旬のトレンドアイテム・ファーベストは、ワンピースのフェミニンな雰囲気によく合い、縦に長いシルエットはスタイルアップも期待できます。
ロングスリーブのロング丈ワンピースなら基本的にファーベストに合いますが、今回選んだのはクラシカルなデザイン。首のフリルが一層のこと縦に長いシルエットを生み、アウターベストの合わせでスタイルアップの相乗効果も…♪
最旬のファーベストとレトロなデザインワンピース、新旧それぞれの特徴的なアイテムで大人フェミニンなスタイリングがおしゃれです。
悩んだら「とりあえずミリタリーベスト」
Hymn LIPA|ミリタリーベスト hagumu|総柄ワンピース
秋冬は、イベントの多い季節。華やかでデザイン性の高いワンピースが1枚あると幅広いシーンで活躍します。こちらの総柄ワンピースは綿を使ったカジュアルな質感ですが、アーティスティックな柄でエレガントなマーメイドライン。着こなし次第ではパーティシーンにも使えます。
今回のテーマ「プラス1」に選んだのは、丈長めのミリタリーベスト。しっかりした張りのある生地で、縦に長いシルエットがきれいに出ています。マーメイドスカートはトップスをショートか長め丈にするのが着こなしのコツ。こちらのミリタリーベストは重心を下げて裾のシルエットを印象付けます。
他にも、色柄やデザイン、テイストでワンピースの合わせに迷ったら、カーキのミリタリーベストを合わせるのが◎トレンドアイテムかつ幅広いアイテムになじんでくれるので安心です。
ワンピースコーデにテッパンのMA-1デザイン
IN THE MARKET|ジップアップジャンバーベスト Antiquite’s|リネンチェックシャツワンピース
同じくワンピースにハマるミリタリーアイテムの中でも、注目度ナンバー1の「MA-1」。本来はジャケットブルゾンですが、そのデザインをベストに落とし込んだのが新鮮です。
コーディネートの主役は、秋カラーのチェック柄ワンピース。丸みのあるシルエットとリラクシーなサイズ感で、大人女子の休日によく映えます。
MA-1ベストは、女性らしいワンピースにハードなテイストをミックスして“こなれカジュアル”へ。生地の質感が異なり、互いによく引き立てます。
とにかくワンピースと相性のいいミリタリーベスト。使い勝手もいいので、色柄・デザイン別に2・3枚ゲットして着まわしてみてください。
【ワンピース+ロングアウター】
風が強い日に羽織りたくなるロング丈のアウターは、同じロングのワンピースと相性抜群。前と留めずにさらっと羽織るだけでスタイルアップを叶えるIラインができます。
ワンピースとのコーデで注意するのは、袖や肩のサイズ感。ボリューム袖がトレンドの今シーズン、身幅はゆったりでもいざ袖を通したらキツイなんてことも…!
つい色やデザインの相性に注目しがちですが、細部のサイズもしっかりチェックしておきましょう。
ニットワンピースをクールに決めるカモフラ柄
RNA|2WAYミリタリーコート hagumu|ポンチョセットコットンニットワンピース
秋冬の定番、ニットワンピースにポンチョが付いた、着まわしにも便利なワンピース。それぞれ他のアイテムともコーデできるので、スタイリングの幅が一気に広がります。
女性らしいラインで着こなすワンピースには、カジュアルなハードなミリタリーアウターがおしゃれ。ブラックの色の雰囲気にもマッチしていて、シンプルな着こなしが様になります。
ミリタリーコートは袖と襟、フード部分にカモフラ柄があって、コーデのアクセントになっているのがポイント。セーラーカラー、フード、ノーカラーと表情を変えて着こなすこともできます。柄が全面にないため飽きにくく、コーデしやすい点でもおすすめです。
ガーリーな柄ワンピースは甘さを引き算
hagumu|ノーカラーAラインコート OMEKASI|チェックバックギャザーワンピース
人気のチェック柄ワンピースの中から、次に取り上げるのはガーリーな雰囲気のアイテム。グレーの寒色にベージュが利いていて、女性らしくかわいく仕上がっています。
ガーリーなワンピースにガーリーなロングアウターでは、甘さ多めでくどく映るためNG。むしろメンズアイテムやマニッシュなロングアウターを重ね、甘さを引き算するほうが今っぽい着こなしになります。
合わせたコートは、ノーカラーやAラインといったディテールこそフェミニンなデザインですが、全体の色味や生地の質感はメンズライク。ワンピースのかわいさを中和して、幅広い年齢の方に似合うスタイリングにしています。
【ワンピース+コンビデザイン】
最後にご紹介する「プラス1」は、ワンピースに別のアイテムをドッキングさせた「コンビデザイン」。アイテムとしてはワンピース1枚ですが、通常のワンピースとは異なるユニークなデザインでコーディネートとしての完成度も高く、お得感があります。
ドッキングワンピースはデザインやテイストがさまざまで、これから冬に向けて寒さが増すときにアウター選びで困ることも…。そこで、コンビワンピースのお紹介と共におすすめアウターも取り上げていきます。
デザインをフルに楽しむレイヤード
IN THE MARKET|3ポケットベスト No18|異素材切替タックワンピース
ボーダー柄のカットソーにタックスカートを合わせたコンビワンピース。上下で異なる素材となっていて、上半身は程よいフィット感、スカート部分はきれいに広がるシルエットを実現しています。
ワンピースの切り替え位置が高めで、脚長効果があるのもうれしいポイント。カーディガンやニットのレイヤードなど、寒さに応じた重ね着もしやすく、ロングシーズン着まわしできます。
アウターも合わせやすいアイテムですが、イチオシはやっぱりベスト!短めのベストなら、ワンピースのデザインと脚長効果、トレンドの感すべてが楽しめます♪
アウターはシンプル&マニッシュが正解!
Johnbull|ミリタリーコンビワンピース ichi|ツイルコート
注目のミリタリーベストをドッキングさせたワンピースもあります。なめらかな質感でストンと落ちるナチュラルなIラインのワンピースが大人な雰囲気で、ベストとのコンビで旬のトレンドスタイルが完成。ウエストを絞ってメリハリのあるシルエットに変えることもできます。
アウターはベスト部分がミリタリーテイストのため、同じミリタリーを持ってくるのはNG。ワンピース部分の大人っぽさとベストのトレンド感を生かすには、シンプルなデザインをチョイスします。こちらのツイルコートはデザインはもちろんのこと、フェミニンな要素も一切カット。ミニマルなデザインがワンピースの存在感を浮き上がらせます。
マニッシュなコートはシンプルなデザイン中心で、迷ったときに頼りになる存在。寒さが厳しくなったら、ロングのダウンコートも合いますよ♪
ワンピースはトレンドの着まわしで“なりたい”を叶えて♪
1枚で簡単にコーデが決まるのがワンピースの魅力ですが、寒くなるこれからの季節は「プラス1」アイテムで本領を発揮!着心地は楽なままに、トレンド感や差し色カラー、防寒性、スタイルアップとますます魅力的にコーディネートできます。
中でも注目のキーワードは、「ミリタリー」「ベスト」「インナーレイヤード」。まずはこの3つを押さえて、トレンドライクで着映えするワンピースコーデを目指してみてください。
秋冬のワンピースは、1枚で完結する着こなしではちょっと損。1アイテムと一緒に着まわして旬のファッションをまといましょう♪
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